2012年10月05日

京都にいるか

いるか いるか

いないか いるか

いない いない いるか

――谷川俊太郎『いるか』より


昨日朝のニュースをテレビで見ていたら、
京都でいるかが発見されたとの事。

■京都新聞「栗田湾にイルカ「定住」 宮津、元気な姿が人気」(10/1)

わざわざプロデューサーが現地に行って、
番組の間にいるかが出てこないか待っていました。

昔なら意味がないなーと思って終わりだったのですが、
こういう必要がなくても、気持ちがなごむような
ものは割と大切なんじゃないか、と思う様になってきました。

イトイさんが「ほぼ日」を作る時に、
「おなかが減っていなくても、ついつい食べたくなるようなもの」
にしたい、と書かれていたのだけれど、それに近いかもしれません。

必要なものだけで固めてしまったら、逆に折れやすくなってしまう。
「遊び」があった方が、しなって強くなる。

日常にひょこっと顔を出したいるかは、この「遊び」の部分になって
くれた気がします。音楽とかも、ここに入りますね。


余談ですが、こっち(静岡県)に来て「京都って海があるの!?」と
驚かれた事に驚いたことがあります。あまのはしだて。



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