2012年05月26日
ルーツ
当社も所属する、NPO法人浜松ソフト産業協会が共催した
(株)インターネットイニシアティブ代表取締役鈴木様の講演に行って来ました。
■株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)
■鈴木幸一氏 - Wikipedia
鈴木氏は日本におけるインターネット黎明期から第一線にいらっしゃった方。
こういった方にお話を伺えるのも、まだ若いこの業界ならではです。
題目が「インターネット過去・未来」という事で、様々なお話があったのですが
私が特に面白いと思った話をご紹介します。
―アメリカとインターネットについて―
インターネットとのかかわり方、根っこの部分が日本と違うという話が印象的でした。
アメリカはベトナム戦争時、軍事に関わる技術-インターネットなど-を学ぶ
優秀な学生は兵役を逃れられたそうです。
それ故、アメリカでは優秀な人材がインターネット業界に集まり、
戦時下という切実な状況で、新しいものを生み出す土壌が出来た。
さらに終戦後、「なぜベトナム戦争が起きてしまったのか?」という問いに対して、
「マスメディアの一方的な情報発信」が一つの原因と考えられました。
「個」が情報を発信するインターネットは、マスに対する明確な対抗力として
人々に受け入れられた、という訳です。私にはとても納得のいく話でした。
――
個人的には、今見えている事だけではなく、それが生み出された背景、やはり
人や土地、歴史を見つめなければ本当の理解はできないな、という思いを新たにしました。
例えば浜松市であれば、浜北で1万8千年前の浜北人の人骨が見つかっています。
これは本州最古の人類の化石で、それだけ住みやすかった、豊かな土地であった事が
推測されます。
■浜松の歴史 -浜松市
こういった事は、教科書の一項目だと思われるかもしれませんが
間違いなく現代と地続きになっていて、知っておかなければいけないなと思います。
気候で言えば、私は丹波という割と寒い盆地から出てきたので、やはり岡山や
浜松といった、温暖な土地に住まれている方と根っこの違いを感じる事があります。
歴史であれば、17年に及ぶ家康くんの在城、安政東海地震、5年で終わった浜松県、
昭和20年の浜松大空襲、そこから繊維、楽器、自動車・オートバイで世界的企業を輩出・・・と
5分調べただけでも、今の人の意識下に影響を与えそうな史実が目白押しです。
セミナーの話から飛躍してしまいましたが、何か新しい事を創るときも、こういった事を
切り離して考えない様にしたいと感じた一時間半でした。
(株)インターネットイニシアティブ代表取締役鈴木様の講演に行って来ました。
■株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)
■鈴木幸一氏 - Wikipedia
鈴木氏は日本におけるインターネット黎明期から第一線にいらっしゃった方。
こういった方にお話を伺えるのも、まだ若いこの業界ならではです。
題目が「インターネット過去・未来」という事で、様々なお話があったのですが
私が特に面白いと思った話をご紹介します。
―アメリカとインターネットについて―
インターネットとのかかわり方、根っこの部分が日本と違うという話が印象的でした。
アメリカはベトナム戦争時、軍事に関わる技術-インターネットなど-を学ぶ
優秀な学生は兵役を逃れられたそうです。
それ故、アメリカでは優秀な人材がインターネット業界に集まり、
戦時下という切実な状況で、新しいものを生み出す土壌が出来た。
さらに終戦後、「なぜベトナム戦争が起きてしまったのか?」という問いに対して、
「マスメディアの一方的な情報発信」が一つの原因と考えられました。
「個」が情報を発信するインターネットは、マスに対する明確な対抗力として
人々に受け入れられた、という訳です。私にはとても納得のいく話でした。
――
個人的には、今見えている事だけではなく、それが生み出された背景、やはり
人や土地、歴史を見つめなければ本当の理解はできないな、という思いを新たにしました。
例えば浜松市であれば、浜北で1万8千年前の浜北人の人骨が見つかっています。
これは本州最古の人類の化石で、それだけ住みやすかった、豊かな土地であった事が
推測されます。
■浜松の歴史 -浜松市
こういった事は、教科書の一項目だと思われるかもしれませんが
間違いなく現代と地続きになっていて、知っておかなければいけないなと思います。
気候で言えば、私は丹波という割と寒い盆地から出てきたので、やはり岡山や
浜松といった、温暖な土地に住まれている方と根っこの違いを感じる事があります。
歴史であれば、17年に及ぶ家康
昭和20年の浜松大空襲、そこから繊維、楽器、自動車・オートバイで世界的企業を輩出・・・と
5分調べただけでも、今の人の意識下に影響を与えそうな史実が目白押しです。
セミナーの話から飛躍してしまいましたが、何か新しい事を創るときも、こういった事を
切り離して考えない様にしたいと感じた一時間半でした。
Posted by S. at 09:31│Comments(0)
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