2012年04月23日

Yes! But...

突然ですが、「イエスバット方式」という言葉をご存じでしょうか?
私は先日唐突に思い出しました。

よく営業のトーク術として使われるものなのですが、
お客様から頂いた言葉をまずは肯定して、そこから
こちらの言いたい事を言う、という方法の事です。

私はこれを営業ではなく、前職で新人のトレーナーを
していた時に大事にしていました。

私の所に配属されてきた新人の子は、体力・知力・愛嬌が
揃った、営業として本当に優秀な青年でした。

それでも新人ですから的外れな事も言いますし、
社会人としては甘すぎる事を口にしたりします。

そんな時、どんな内容でも頭ごなしに否定する事はしない、
という事を自分へのルールにしていました。

私がその子とのコミュニケーションで気を付けていたのは、
必ず手を止めて体を向けて聞く、そして
頭ごなしに否定しないという二つだけです。

そうしないと、いつか何も言わなくなってしまうだろう、
と思っていたからです。

何も言わなくなってしまったら、間違った認識が直らない上
さらに大きなストレスを抱えて込んでしまいます。
それはお互い何もメリットにならない、と考えていました。

話しかけて来た内容が間違っていても、まずはその子の
「感情」に対して「Yes」と言ってあげます。

その後、いくらでも内容の訂正出来ます。もちろん
厳しい事は言いますが、感情に共感してくれない人/くれた人、
どちらの言葉が染みるかは明白だと思っています。

自分に余裕がないと出来ませんし、年齢が近かったから出来たのかも
しれません(残念ながら、私も100%出来ていた訳ではないです(笑))。

ですので偉そうには言えないのですが、新人教育真っ盛りの時期なので
メモ程度に書かせて頂きました。

もうすぐ五月病の時期ですね。
教える方も教わる方も体が資本、ご自愛ください。



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