京都にいるか
いるか いるか
いないか いるか
いない いない いるか
――谷川俊太郎『いるか』より
昨日朝のニュースをテレビで見ていたら、
京都でいるかが発見されたとの事。
■京都新聞「栗田湾にイルカ「定住」 宮津、元気な姿が人気」(10/1)
わざわざプロデューサーが現地に行って、
番組の間にいるかが出てこないか待っていました。
昔なら意味がないなーと思って終わりだったのですが、
こういう必要がなくても、気持ちがなごむような
ものは割と大切なんじゃないか、と思う様になってきました。
イトイさんが「
ほぼ日」を作る時に、
「おなかが減っていなくても、ついつい食べたくなるようなもの」
にしたい、と書かれていたのだけれど、それに近いかもしれません。
必要なものだけで固めてしまったら、逆に折れやすくなってしまう。
「遊び」があった方が、しなって強くなる。
日常にひょこっと顔を出したいるかは、この「遊び」の部分になって
くれた気がします。音楽とかも、ここに入りますね。
余談ですが、こっち(静岡県)に来て「京都って海があるの!?」と
驚かれた事に驚いたことがあります。あまのはしだて。
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