2週目を迎えた新入社員のみなさんへ

新入社員のみなさんは、社会人になって二週目くらいでしょうか。
心身共にお疲れ様です。

この土日に同級生たちと情報交換して、うらやましくなったり、
ああ自分はマシな方かと胸を撫で下ろしたり、色々な感情が
湧いてきている事と思います。


先輩社員のみなさん、この感情、聞いていますか？
よく噛み砕いて、方向修正していますか？


先輩社員にとっては、見当違いと思われるような事で
新入社員は悩んでいます。

「同級生は定時で帰っているのに・・・」
「あいつの方が面白そうな仕事をしている・・・」

これを「グダグダ言うな！」で一蹴するのも、その会社の
教育方針ですから（そういう会社に入りたかった新入社員
なんですし）特に問題ないですが、少しだけ対策を考えてみます。


まず新入社員に渡すべきなのは、「時間軸」だと思います。

先輩社員と新入社員の大きな違いは、当然ながら「一年目はこんな
仕事があって、二年目はこういう事が任されて・・・」という流れを
『実感として』知っているかどうかです。

それを知らないまま目の前に困難が立ちはだかると、アリの視点から
見た石の様に、とても大きな壁に見えてしまいます。

これをひょいと持ち上げて、向こう側の景色や遠くのゴールを見せて
あげるのが先輩の役目、だと思っています。

片や新入社員のみなさんには、見えたゴールがそれほど魅力的でなかったとしても
まずは歩いてみてほしいです。辿り着く場所も大事ですが、道中で人と出会ったり、
速く走れるようになったりするのも、楽しみの一つですので・・・


『人は健康な時に、そうじゃない自分を想像するのが、なんて苦手なんだろう。』

昔保険会社がこんなコピーを出していましたが、
新入社員のみなさんに贈るのであれば、

『人は出来ない時に、出来る様になった自分を想像するのが、なんて苦手なんだろう。』

こんな言葉でしょうか。
新入社員のみなさん、お体に気を付けて頑張って下さい。