先生の勧めで、6次産業化フォーラムに行って来ました。
6次産業化フォーラムinはままつ
時間が無かったので、午前中の基調講演のみ拝聴しました。
講師は中澤さかなこと、中澤等氏。
昨年
ガイアの夜明けにも出演された、道の駅『
萩しーまーと』の仕掛け人です。
20年リクルートに努められ、萩にはIターンでやってこられた「ヨソモノ」。
しかしその実績は以下の通り。
・商工総研最優秀論文賞受賞
・フードアクションNIPPONアワード流通部門・最優秀賞
・フードアクションNIPPONアワード製品部門・入賞
・全国祝品産業有料事業者表彰 農林水産省総合食糧局長賞
・地域貢献組合表彰 全国中央会会長賞
・全国地産地消有料活動表彰農林水産大臣賞
とは言え語り口は柔らかで、失敗談も明るく話すお姿が印象的でした。
参考になる部分は山ほどあったのですが、ここでは商材開発プロセスを
紹介したいと思います。
一般的なプロセスだと、
ネーミング
↓
商標登録
↓
メニュー開発
↓
加工製品開発
↓
PRツール
↓
販促イベント
しかし、中澤氏は以下のプロセスを踏まれるそうです。
資源の選定
↓
情報収集
↓
競合産地調査
↓
開発方針策定
↓
ネーミング
↓
商標登録
↓
メニュー開発
↓
加工製品開発
↓
テストマーケティング
↓
製品改良
↓
PRツール
↓
広報・宣伝
↓
販促イベント
↓
販路開拓
特に大文字にした4つには力を入れるそうです。
例えば雑魚だったにもかかわらず、今や帝国ホテル直営フレンチでも
出される「萩の金太郎」(ヒメジ)という魚があります。
この魚を売る為に、調べに調べてフランス料理に使用される
「ルージェ」という魚に近い事をつきとめたり。
開発の際には、「伊勢丹のあの棚に置きたい」という所まで
イメージして商品を作られるとの事でした。
最後に、売れるモノのポイントとして、
「ずっと昔からその土地で食べられてきたもの」=ソウルフード
を挙げられていました。伝統野菜にも注目されているそうです。
まず味として、何十年も食べ続けられてきた(=不味かったら廃れている)のだから
間違いないという点、また売る時にも「ストーリー」があるので売りやすいとの事でした。
私達のまわりにも、ヒットのタネは転がっているかも知れません。
一緒に探してみませんか?
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最近はカレー番長、水野仁輔さんが気になります。浜松出身。
水野仁輔 - Wikipedia