今、手軽に社会貢献できる「エシカル消費」が広がっているそうです。
(日経1/14・31面)
エシカル消費とは、売上の一部が寄付に回るような消費活動をする事です。
例えばミネラルウォーターのダノンは、「ボルヴィック」を1リットル出荷する毎に、
10リットルの水をアフリカで供給しています。
またHISのベトナム旅行の中には、植林活動を組み込んだものがあるそうです。
この様に消費のカタチは様々ですが、キーワードは二つ。
「少額」と
「社会貢献」です。
特にこの消費は20代の若者に広がっているそうです。
20代の若者といえば「バブルを知らない子供たち」。
あるいは「一度も好景気を知らない世代」と言えるでしょう。
言い換えれば「経済的な豊かさを求めると、酷い目(=バブル崩壊)
にあうよ」と潜在的に刷り込まれている世代です。そこに昨今の閉塞感が
伴い、彼らの志向が向いたのが「社会貢献」なのではないでしょうか。
この志向に手軽に答えられるのが、少額の買い物で出来る社会貢献
である「エシカル消費」であった、という事でしょう。
この志向自体は、そんなに目新しいものではないと思います。
ただ、「仕組み」がないから出来なかった。
常々思うのは、もっともっと自分の志向に沿ってお金が使える
世の中にしなくてはいけないという事。応援したいアーティストや、
地元を元気にしてくれそうな企業に寄付をしたり、ノウハウを提供したり。
充実感のある消費、とでもいいましょうか。
使った方には爽快感が残り、使われた方には希望が湧くような。
この「支援の輪」におけるプラットフォームになれれば・・・
そんな事を考えたりします。